ビタミン剤が危ない 5
インスタント食品や缶詰には、アルコールの酸化防止剤や着色料として抗酸化ビタミンであるβ-カロチンやC、Eが添加されることが多いのです。
そのうえ、"体にいいから"と、ビタミンが添加された飲料、菓子類、加工食品、さらにビタミン剤のサプリメントをどんどん摂っていくと、ビタミン過剰となって体に悪いという皮肉な結果を招きかねません。
ビタミンは高いお金をかけてサプリメントを使って摂るより、食べ物から摂取したほうが賢いことは、もう明らかでしょう。
アメリカなどでは最近、ガン予防の視点から野菜や果物の「超ビタミン」という効用を見直す研究も盛んになっています。
タマネギのアリルイオウ化合物は発ガンを抑制する、ナスのアルカロイドはガン細胞の増殖を抑えるなど、野菜や果物の成分にはビタミンに劣らないガン予防効果があるという説の研究です。
野菜自体の安全性が問題になっているものの、興味深い説ではあります。
いずれにしても"体にいいはずのビタミン"がもっているパラドックスには注意しましょう。